オバマ米大統領は19日、ホワイトハウスで中国の胡錦濤国家主席と会談した。会談後の共同記者会見でオバマ大統領は、人民元が不当に低く評価されているとして、さらなる切り上げを要求。中国の人権問題にも懸念を示したが、胡主席は「内政不干渉の原則に基づいて米国との対話を重ねていく」と述べるにとどめ、人権問題をめぐる両国の認識の違いが浮き彫りになった。一方、北朝鮮問題では北朝鮮が挑発行為をやめ、南北対話を前進させることの重要性で一致した。 また、会談後に発表された共同声明では、南シナ《腕時計コピー》海の領有権などをめぐって中国が主張する「相互の核心的利益の尊重」の明記は見送られた。 オバマ大統領は米国の対中貿易赤字の拡大を踏まえ、中国の人民元が「いまなお過小評価されている」と述べ、いっそうの切り上げに向けて努力するよう胡主席に求めたことを明らかにした。 両首脳は北朝鮮情勢の緊迫化に懸念を表明し、南北関係の改善の重要性で一致し、共同声明で北朝鮮のウラン濃縮計画に懸念を表明した。 人権問題では、米中両国が対話を推進していくことで合意。オバマ大統領は記者会見でチベットは中国の一部と述べた上で、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と対話するよう求めた。 複数の欧米メディアはホワイトハウス高官の話として、オバマ大統領が会談の席で胡主席に対し、ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏の釈放を求めたと伝えた。 一方、胡主席は人権問題に関して、それぞれの国家が置かれた状況を考慮する必要があると強調。「常に中国は人権擁護に努めてきた」と述べ、オバマ大統領の懸念には「互いを尊重し、内政不干渉の原則に基づいて米国と《ロレックスコピー》の対話を重ねていく」と米側を牽制した。 ただ、胡主席は「中国は発展途上にあり、経済、社会問題で解決すべきことが多く、人権面でも取り組むべきことが少なくない」として、課題が残っていることを認めた。 このほか、バイデン副大統領が年内に訪中し、胡主席の後継に確定している習近平国家副主席が訪米することも共同声明に盛り込まれた。